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since 2004/11/24

                                ~「BERLIN」と甲斐バンド~
~「BERLIN」と甲斐バンド~

ルー・リードのアルバム「ベルリン」は、とにかく別格で、全編にわたって影響を受けている。アルバム1枚で、ひとつの物語になっているので、これ全部読んでもらうことで、初期の頃の甲斐さんが、どれだけこのアルバムに惚れこんでいたかわかると思うし、こういう世界を自分でも描きたくて「昨日のように」を書いたのではないかと想像できたり「氷のくちびる」に仕掛けられた『からくり』にも気づくでしょう。
そして、アルバムで、ひとつの物語をつくる手法は後の「ガラスの動物園」以降のアルバムにも影響を与えてるのは明白です。
興味深いところではレコード(初版)と再販CDでは訳詩が随分違っています。CD版はあまりにも直訳すぎて、物語性がないというか、微妙なニュアンスが伝わってこない感じがする。。

「らいむらいと」と「英雄と悪漢」の落差は、甲斐さんと「ベルリン」の出会いがもたらしたもの…と断言してもいい
そして、甲斐よしひろが「BERLIN」と出会わなければ、今の甲斐バンドはなかったかもしれない・・・・

                                                                              (by hiroko)



                                                      

「キャロラインの話」の写真がね、私には「氷のくちびる」のイメージ画像に見えるわけです。一輪のこぼれたバラ、男にもたれた女の姿、他の写真には「鏡に書かれた文字」や「ベッド」小道具を集めると、ほら!
ラストナンバーが『悲しみの歌』

  悲しき歌のはじまりは
  追憶の中の夕暮れのカフェ

ここで、オープニング曲『ベルリン』の歌詞を、もういちど読んでみましょう。私、「氷のくちびる」は、甲斐さんのオマージュの集大成だと思っているのですよね。

「レディ・ディ」、一部「最後の夜汽車」ですが、使い方が巧妙ですよね。
「客がいなくなっても歌い続ける悲しいシンガー」というのは、まさに『レディ・ディ(ビリー・ホリディ)』のようなシンガーですが、そんなシンガー…ではなくて、自分自身を、そんなシンガーに例えてる。
同じ言葉を使ってはいても、全く違う表現になってる。

単に言葉を引用している曲だけじゃなく、その後に書かれることになる詩のイメージの原石のかけらが、そこらじゅうに転がってるような気がしませんか?
あと「子供たち」に「100万ドルナイト」が、ほんのかすかに入ってるような気がしますけど…「らいむらいと」と「英雄と悪漢」の落差は、甲斐さんと「ベルリン」の出会いがもたらしたもの…と断言してもいいと思うのよ。
なんか、ウブな田舎育ちの女の子が都会にやってきて、悪い男にひっかかって、あっという間に転落していくのと似た構図(爆)。
その「悪い男」って、ルー・リードなのか今野雄二氏なのか…。

 
 
 
 
 

BERLIN